レンタルとリースの違いは?
私もお恥ずかしい話、中小企業診断士の勉強をするまでは、レンタルとリースの違いはよくわかっていませんでした。そもそも前職の家電量販店の店員の仕事には、レンタルやリースはまったく関係なかったからです。
ただ、当時からレンタルショップとかレンタカーショップなどはありましたら、レンタルの意味はなんとなくわかっていました。とは言っても単に「短期間借りる」ということぐらいの意味だと思っていただけですが。
当時の私のように、思っている方もいるかと思います。
そこで、今回はレンタルとリースのことについて書きたいと思います。
この記事を読むとレンタルとリースのこと、それぞれの違い等についてわかるようになります。
中小企業診断士の視点:レンタルとリースの違いは何?
何か必要なものが手元にない場合、普通はその必要なものを手に入れるには購入します。
ただ、必要とするのは、ごく短期間だったり、一回使ったら当分の間は使う予定がない場合などは、そのためだけに購入するのはもったいない話です。
そんな問題を解決するのが、レンタルやリースです。
必要なものを必要なときだけ、借りることができるからです。
ただレンタルとリースにはそれぞれの特徴や違いがあります。
表にまとめましたので、参考にしてください。
リースとレンタルの特徴と違い
- リースとレンタルの特徴と違い一覧表
レンタル | リース | |
対象物件 | 特定の汎用機種(自動車、電算機、複写機等) | あらゆる種類の機械設備、物品等 |
物件の使用目的 | 一時的使用に適する | 長期使用に適する |
利用者 | 一物件を不特定多数に反復して貸す | 一物件を特定のユーザーに貸す |
契約期間 | 比較的短期(時間数、日数、月数単位) | 比較的長期(3年~6年が多い) |
契約期間中の解約 | 随時又は一定期間経過後解約できる | 残リース料金額又は規定損害金支払わずには解約できない |
物件の在庫 | レンタル会社に一定の在庫が有り | 在庫なし(ユーザーの選択に従いリース会社が購入する) |
物件の所有権 | レンタル会社にある | リース会社にある |
物件の購入並びに 管理事務 |
レンタル会社が行う固定資産税・保険料等レンタル会社が手続きし、支払いをする | リース会社が行う固定資産税・保険料等リース会社が手続きし、支払いをする |
物件の保守・修理 | レンタル会社負担 | 原則としてユーザー負担(ただし、メンテナンス・リースはリース会社が行う) |
損金算入 (法人等) |
レンタル料金額損金算入を認められる | 原則としてリース料全額損金算入を認められる |
契約終了時の措置 | 物件返還 | 物件返還又は再リースの選択可 |