中小企業診断士になって知った謎の組織
サラリーマンを続けていたら、一生知ることがないような組織が日本にあります。
中小企業診断士になって独立すると、商工会や商工会議所と関係を持って仕事をすることがあります。
でも、商工会や商工会議所は、中小企業診断士になってから知ったのではなく、以前から知っている組織です。
でも、中小企業診断士にならないと、知ることがないような組織があります。
少なくともKAZUTOYOの場合は、中小企業診断士になって始めて知った組織がありました。
今回は、中小企業診断士になって初めて知った組織のことを書きたいと思います。
この記事を読むと、中小企業を支援する、ある一つの組織について知ることができます。
Contents
中小企業診断士の視点:中小企業診断士になって初めて知った組織
記事の内容
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この記事は中小企業診断士のKAZUTOYOが自身の経験をもとに書いています。
組織の名称
- 中央会
KAZUTOYOが中小企業診断士になって初めて知った組織の一つは中央会です。
正式には、中小企業団体中央会と言います。
中央会は、日本の事業所の大半を占め、かつ日本の経済基盤を形成している中小企業の振興発展を図るために設立された組織です。
一つ一つの企業規模が小さい中小企業の組織化(組合を作ること)を推進し、その連携を強固にすることによって、中小企業を支援していこうとする団体です。
中小企業団体中央会組織は以下のようになっています。
まず、全国中央会があり、その下に当道府県中央会等がつながっています。
中小企業団体中央会組織図
https://www.chuokai.or.jp/chuo/chuo-03.htm より切り抜き
組織は何をやっているのか
- 中小企業を組織化して規模のメリット・連携のメリットを享受するのを支援する
中小企業団体中央会は、中小企業の組織化を支援するのが目的となっています。組織化の具体的な姿は組合です。
中小企業団体中央会が関与する組合は、事業協同組合、事業協同小組合、信用協同組合、火災共済協同組合、企業組合、商工組合、協業組合、商店街振興組合、生活衛生同業組合などです。
中小企業者を組織化することによって、規模の利益や連携のメリットを享受することが可能となります。
例えば、仕入を協同でおこなったり、宣伝を協同で行ったり、配達を協同で行ったりするのです。
一社で行うより、共同で行った方が経済的かつ効率的というわけです。そのような取り組みを支援するのです。
中小企業団体中央会は、中小企業の組織化を支援するだけでなく、組織化したあとの支援も継続して行っています。
また、中小企業団体中央会で働く従業員は公務員ではなく、団体職員になります。
中小企業診断士はどんなことで関わり合いを持つのか
- 商工会、商工会議所と同様に仕事がある
中小企業診断士は中小企業団体中央会が関与する組合に経営支援を行う仕事があります。これは商工会、商工会議所などと同じです。
ただ、組合単位で行うところが異なります。
セミナーや研修でも、組合単位で行うことが多くなります。
また、一つの組合には複数の中小企業が組合員になっていることもあり、仕事が継続することも多くなります。
今日は、A組合のB企業、来週は同じくA組合のC企業、などという具合です。
中小企業診断士と独立した際には、中小企業団体中央会とも関わり合いを持つようにすることをお勧めします。
まとめ
KAZUTOYOが中小企業診断士になって初めて知った組織の一つは中央会です。
中小企業を組織化して規模のメリット・連携のメリットを享受するのを支援する
商工会、商工会議所と同様に仕事がある |