凡人は正しい勉強法で勉強しましょう
世の中には天才と凡人がいます。私はもちろん凡人です。だから中小企業診断士試験にすんなりとは合格できなかったのです。
凡人は凡人にあった正しい勉強をしないと、中小企業診断士にはなかなか合格しません。
今回は私のような凡人にあった正しい勉強法について書いていきます。
この勉強法は中小企業診断士の勉強法に限ったことではありません。他の試験についても有効な方法です。
自分のことを天才と思っている方は読まなくて構いません。
もし、自分のことを私と同類の凡人タイプだと思っているなら、役立つ内容だと思います。
この記事を読んで、正しい勉強法で勉強し、中小企業診断士試験に合格されることを願っています。
Contents
凡人が中小企業診断士に合格する勉強法の考え方
記事の内容
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この記事は、自分の経験なども踏まえて書いています。
天才と凡人の違い
①天才の特徴 ②凡人の特徴 |
①天才の特徴
- 天才は教えなくてもできるというのが特徴です。
天才は教えなくても、学ばなくても、なんとなくできてしまうというのが特徴です。天才の典型は古い話で申し訳ないですが、野球で言うと、昔巨人軍にいた長嶋茂雄元監督です。
バッテイングのコツを尋ねたら「きた球を打てば良い」という答えが返ってきたという逸話もあるほどです。
天才なので手取り足取り教えなくてもなんとなくわかって、打ててしまうのです。
でも欠点もあるのです。なんとなくできてしまうのでできない人のことはわからないのです。自分は自然と打ててしまうので、どうやったら打てるのかということを説明できません。
だから「きた球を打てば良い」と答えるしかないのです。
話は変わりますが、小学生時代に鉄棒の逆上がりをする授業がありました。すんなりとできる人もいますが、なかなかできない人もいます。
そのような人でも先生にやり方を教えてもらって、できるようになる人もいます。すんなりとできる人は天才型です。教えてもらってできる人は凡人型です。
私は運動の面でも凡人だったので、すんなりとはできませんでした。先生に欠点を指摘され、それを修正することによってようやくできるようになりました。凡人は正しいやり方を教えてもらわないとできないのです。
②凡人の特徴
- 凡人は教えてもらわないと、学ばないとできないのが特徴です。
凡人は、自然にはうまくできないので、人に教えてもらい、または自ら学ばないとできるようにはなりません。
野球で言うと野村克也元監督です。才能がなければプロ野球の選手にはなれないので、才能はあると思いますが、長嶋元監督と比較すれば、天才というわけではありませんでした。
野村元監督も自分は天才ではない、と語っていたと思います。
天才ではないので、長嶋元監督のように「きた球を打てば良い」というわけにはいきませんでした。どんな球が来るのかわかっていないと打てなかったのです。
直球かカーブかシュートかなど、来るボールの球種が分かっていれば、対応できて打つことができたのです。
ですから、配球の研究をして身を結び大打者になったのです。
野村元監督は学んで打てるようになったのです。
凡人の勉強法
①試験科目の特徴を見極める ②試験科目の特徴に沿った正しい勉強法を実践する ③正しい勉強法とコツを知った上で正しい方法で勉強する |
①試験科目の特徴を見極める
試験科目の特徴には、暗記中心型、理解中心型の二つのタイプがあります
中小企業診断士の試験に限らず、試験の特徴を知ってから勉強をする必要があります。これを知らず、わからない状態で勉強を進めていくと、あとから苦労することになります。
試験の特徴は大別すると二つです。
- 暗記中心型:基本や基礎といったものはなくても対応できる試験科目です。
- 理解中心型:試験科目を理解するには、基本や基礎が必要となる試験科目です。
中小企業診断士の試験で言えば、「運営管理」は暗記中心型の科目と言えます。この試験科目には基本や基礎といったものが特にありません。
いきなり、勉強をしていっても戸惑うことなく進めていくことができます。
一方中小企業診断士の「財務・会計」は理解していないと、対応できない試験科目です。理解中心型の試験科目と言えます。基本や基礎は簿記の知識です。簿記を学ばないと「財務・会計」の勉強はすんなりとは進みません。
数学でいうと加減乗除をわからずに、連立法定式を解く勉強をしているようなものです。
基礎がないので、もんもんとするだけで何も頭にはいってこないような状態になります。
理解中心型の試験科目は、その試験科目の基本となっていること、基礎となっていることをあらかじめ勉強してから学ばないとうまく対応できません。
このようなことを知っておく必要があります。
②試験科目の特徴に沿った正しい勉強法を実践する
- 試験科目には、暗記中心型と理解中心型の違いがあるので、その特徴に沿った勉強法を実践してことが必要です。
勉強の質が違うので、それぞれの質にあった勉強法をしていく必要があります。
暗記中心の科目は学生時代の一夜漬けのような勉強でも対応できますが、理解中心型の科目は一夜漬けの勉強法ではとうてい対応できません。
中小企業診断士の試験科目の中で、理解中心型の科目の代表が「財務・会計」です
私は、中小企業診断士の受験体験記などを読むうち、「財務・会計」については苦労している人が多いことを知り、
簿記が基礎になっていることが分かりました。
このことが分かったので、あらかじめ簿記を勉強することで、理解中心型科目の「財務・会計」の基礎ができ、抵抗なく勉強を進めていくことができました。
これができたことが、中小企業診断士一次試験を突破できたことにつながったと思います。
なにも考えずに、全部同じような勉強法で進めていたら、多分挫折していたと思います。
理解中心型の科目はあらかじめ、基礎・基本を学んでおくと良いと思います。経営法務なども理解が必要な科目と言えます。この意味でも、あらかじめ「ビジネス実務法務検定」などで勉強しておくとよいでしょう。
③正しい勉強法と勉強のコツを知った上で正しい方法で勉強する
- 暗記中心型の試験科目と理解中心型の試験科目とでは勉強スタイルを変えます。暗記中心型科目は「皿回し勉強」の回数を多くします。
試験科目には、暗記中心型の試験科目と理解中心型の試験科目があります。
暗記型中心科目は「皿回し勉強」の回数を多くします。
この「皿回し勉強」の方法も、私にとって中小企業診断士の勉強をするようになって初めて知った勉強法でした。
「皿回し勉強」は、たぶん万人に通用する効果的な勉強法です。このような方法が試験突破のための正しい勉強法のコツだと言えます。中小企業診断士の試験科目でいうと「運営管理」は暗記中心型の科目です。
「皿回し勉強」が効果的な勉強法と考えます。
理解中心型の試験科目に対応するには、基本や基礎の理解が欠かせません。それにはある程度の時間が必要となります。
理解中心型の試験科目に対応するには、基本や基礎の理解のための勉強時間を別に設けて、それを終わらせてから始めるといいでしょう。結局はそれが効率的な勉強法になると考えます。
中小企業診断士の試験科目でいうと「財務・会計」は理解中心型の科目です。あらかじめ基礎・基本を学んでから、勉強するのが良いと考えます。
まとめ
天才と凡人の違い
天才は教えなくてもできるというのが特徴です。
凡人は教えてもらわないと、学ばないとできないのが特徴です。
凡人の勉強法
試験科目の特徴には、暗記中心型、理解中心型の二つのタイプがあります。
試験科目には、暗記中心型と理解中心型の違いがあるので、その特徴に沿った勉強法を実践してことが必要です。
暗記中心型の試験科目と理解中心型の試験科目とでは勉強スタイルを変えます。暗記中心型科目は「皿回し勉強」の回数を多くします。 |