中小企業診断士の一次試験に合格できない時
中小企業診断士一次試験に合格できず、次の二次試験に進めない方も多くいます。
一次試験の合格率も例年約20%前後ですから、5人に1人しか受からないから無理もありません。一次試験も簡単にはいかないのです。
試験科目数も7科目と多く、勉強も大変です。
勉強してもなかなか一次試験に合格できない人もいるかと思います。
今日はそんな方のために、一次試験に合格する可能性が高まる方法をアドバイスします。
参考にしていただければ幸いです。
Contents
中小企業診断士一次試験に受からない時どうする?
記事の内容
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この記事は私の体験も含めて書いています。
中小企業診断士一次試験に受からない原因
①勉強量、勉強時間が不足しているから受からない ②不得意科目があるから受からない ③いろいろな教材に手を出しすぎているから受からない ④試験でミスをするから受からない |
①勉強量、勉強時間が不足しているから受からない
- 中小企業診断士一次試験は勉強量がものをいいます
中小企業診断士一次試験は、勉強量(勉強時間)にほぼ比例して、合格率は高まっていくものと考えています。
中小企業診断士一次試験に合格する勉強時間は800時間から1000時間と言われます。でもそれは、優秀な人の話です。
自分のことは自分が一番よくわかっていると思います。もし、自分がそれほど優秀でない判断したら、もっと勉強しないといけないということです。
ちなみに、私は自分が残念ですが優秀だと思っていなかったので、もっと勉強しました。
あらかじめ、中小企業診断士一次試験に備えて簿記の勉強をしていたので、それを含めると2000時間超は勉強していたと思います。(昔の話なのではっきりとは覚えていませんが。)
②不得意科目があるから受からない
- 不得意科目があると合格は困難です。
中小企業診断士一次試験では、いくら総得点数がよくても40点未満の科目があると合格できません。不得意科目で不合格にならないようにしないといけません。
不得意科目は、少なくとも高得点はとれなくても60点は取れるように準備しておく必要があります。
特に財務・会計を苦手とする受験生が多いようですから、あらかじめ財務・会計の基礎を固めておくことが望まれます。
③いろいろな教材に手を出しすぎているから受からない
- いろいろな教材をつまみ食いする人は受かりません。
いろいろな教材をつまみ食いする気持ちはわかります。
中小企業診断士一次試験の勉強をしていると、いろいろな情報が目に入るようになるからです。
去年は〇〇の資格予備校で勉強した人の合格率が高かった、という話を聞くと、ついつい「なら、私が勉強している▲▲の資格予備校のテキストよりもいいのではないか。そっちで勉強した方が良いのではないか。」と思ってしまうからです。
気持ちはわかります。同じ勉強するのなら、少しでも合格率が高まる教材で勉強した方が良いと思うのが人情です。
ですが、実際にそれをしてしまい、どの教材もしっかりマスターせず、いろいろな教材をあちこちつまみ食いした状態でとっちらかったまま試験日を迎えると、ほぼ失敗します。
④試験でミスをするから受からない
- 一つのミスで合否が決まる場合もある、と思ってください
トップ合格するような優秀な人を除き、中小企業診断士一次試験の当落線上では、おそらく多くの受験生が一点をめぐって攻防を繰り広げているはずです。
そのなかでは、ミスを多く犯した人が不合格になります。
受験生は人間です。人間である以上ミスは絶対あります。誰しも試験で一つや二つのミスはあると考えられます。ですが、3つや4つになってくると、これは問題です。先ほども書きましたが、一次試験の当落線上では、多くの受験生が一点をめぐって攻防を繰り広げているのです。
平均的な人よりミスが多いと不合格の可能性は限りなく高まります。
中小企業診断士一次試験に合格する方法
①勉強量、勉強時間を倍にする ②不得意科目を作らない ③教材を必要最低限に絞り、徹底して繰り返す ④問題文、設問をよく読んで回答する |
①勉強量、勉強時間を倍にする
- 合格率を高めるには勉強時間を増やすしかありません。
中小企業診断士一次試験は5人に1人しか合格できないのが客観的な事実です。あなたが、超優秀でもない限り、どうしても合格したければ勉強時間を増やすしかありません。
合格者が1000時間勉強しているということだったら、1500時間、2000時間と勉強量を多くしていけば、それだけ合格率は高まっていくのです。
といっても正しい勉強法での話です。
次の「不得意科目を作らない」、「教材を必要最低限に絞り、徹底して繰り返す」を守った上での話です。正しい勉強法を守った上で勉強量、勉強時間を倍にすれば、中小企業診断士一次試験の合格を勝ち取ることができるでしょう。
②不得意科目を作らない
- 不得意科目がないと、合格は近づきます。
中小企業診断士一次試験は7科目あります。不得意科目があると合格は難しくなります。不得意科目が複数になると合格はかなり厳しくなります。
ですから不得意科目は作らないようにします。
中小企業診断士一次試験には理解型試験と記憶型試験があります。受験体験記を読むと「財務・会計」を不得意とするのをよく目にします。なぜ不得意になるのかというと、「財務・会計」は理解型試験なのに、基礎をやらないで勉強に入ってしまうからです。
基礎がないので、わからないまま無理やり勉強していって、苦痛になっていくのです。そして苦手科目になり、不得意科目になります。
理解型試験は基礎を勉強してから(「財務・会計」の場合で言えば、簿記です)、中小企業診断士の勉強に入ったほうがいいです。
私は、財務でつまずくと思っていたので、あらかじめ簿記を勉強してから中小企業診断士の勉強に入ったところ財務を苦手とすることなく、勉強を進めることができました。
不得意であったり、苦手意識を持つ試験科目は、理解型科目の場合が多いと考えます。理解型試験科目の場合は基礎をやってから、中小企業診断士の勉強にはいるとすんなり進めることができます。
③教材を必要最低限に絞り、徹底して繰り返す
- 超優秀な人以外は、とにかく教材絞って繰り返しやるのが合格へ近道です
中小企業診断士の一次試験は範囲が広く、捉えどころがない試験です。ですが多くの受験生はどこかの教材を使って勉強しています。普通の人は中小企業診断士の勉強を始めるときは、横一線で差はほとんどありません。
そのなかで勉強し、ある人は合格し、ある人は不合格になるのです。
どこそこの教材で勉強した人は、合格率0%ということもありません。
皆、どこかの教材を使ってそれで中小企業診断士に合格しているのです。
だとしたら、教材によって多少差はあるのかもしれませんが、その教材を完璧にマスターしたらほぼ合格するということです。
とにかく、勉強する教材を絞って、その教材に書いてあることが出題されたら100%正答できるようにしていくことです。
そのためには、何度も何度も「皿回し学習法」で繰り返し勉強することが必要です。
④問題文、設問をよく読んで回答する
- ミスは大敵、合否を左右します。よく読んで回答しましょう。
中小企業診断士一次試験の当落線上には多くの受験生がひしめき合っていると考えてください。当落線上では一つのミスが合否を決めることにもなるのです。
ミスは最小にすることが必要です。
私も、資格予備校の模試などで、あとから「あっ、やっちゃった。分かっていたのに」と思うことがよくありました。
ミスをなくすには、とにかく問題文、設問をよく読んで回答することが必要です。過去問等で見かけたような問題だと、答えはこれだ、と早合点してしまって間違ったこともありました。「設問をよく読めばよかった。わかってたのに」と後で後悔したものです。
資格予備校の模試ではミスを犯しても良いのですが、本番でやったらアウトです。くれぐれも落ち着いて問題文、設問をよく読んで、問われている内容について回答するようにしてください。
特に、自分のことをおっちょこちょいだと思っている人は要注意です。
中小企業診断士一次試験に受からない時どうする?のまとめ
中小企業診断士一次試験に受からない原因
中小企業診断士一次試験は、勉強量(勉強時間)にほぼ比例して、合格率は高まっていくものと考えています。
不得意科目があると合格は困難です。複数不得意科目あるとかなり厳しいです。
いろいろな教材をつまみ食いする人は受かりません。
一つのミスで合否が決まる場合もある、と思ってください
中小企業診断士一次試験に合格する方法
合格率を高めるには勉強時間を増やすしかありません。
不得意科目がないと、合格は近づきます。
超優秀な人以外は、とにかく教材絞って繰り返しやるのが合格へ近道です
ミスは大敵、合否を左右します。よく読んで回答しましょう。 |