スワップ取引とは
最近はちょっと聞かれなくなりましたが、少し前は日本と某国との間でスワップの話題がよく盛り上がっていました。
でも、KAZUTOYOも詳しくは知らなかったので、ちょっと調べてみました。
ということで、今回はスワップ取引の話です。
この記事を読むと、スワップ取引について大まかな内容がわかるようになります。
中小企業診断士の視点:スワップ取引とは
記事の内容
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この記事は中小企業診断士のKAZUTOYOが書いています。
スワップ取引とは
スワップ取引は異なる通貨の債務や金利の支払い交換を複数の当事者間で行うことを言います。
当事者間同士が債務の交換契約を結び、それぞれの相手方債務の支払いを行います。
スワップの種類
スワップの種類は以下のようになります。
①通貨スワップ:通貨について交換を行うスワップのことです。
②金利スワップ:固定金利と変動金利との間での差を利用するスワップのことです。
①通貨スワップの例
日本企業がドル建て債を発行し、アメリカ企業が円建て債を発行することがあります。
その際、債務のスワップを行って、それぞれが自国通貨の円建てドル建て債を発行するよりも、低コストの資金調達が可能とすることができます。
また、韓国の企業が日本で円建て債を発行することもあります。韓国の場合は、自国通貨建ての債券を韓国内で発行すると金利を高くしないといけないことも多々ありますが、日本で発行する円建て債の場合は韓国内よりも金利が低くても購入されることが多いからです。
こうした債権をサムライ債といいます。
サムライ債の利点は、巨額の資金を比較的低利で調達できる点です。
②金利スワップの例
金利スワップの例として、一般に固定金利で資金調達をする例があります。特徴は企業の信用力によって大きな格差が生まれる点です。この金利の節約分を複数の当事者間で享受することが狙いです。
まとめ
①通貨スワップ:通貨について交換を行うスワップのことです。 ②金利スワップ:固定金利と変動金利との間での差を利用するスワップのことです。 |