独学か資格予備校か

中小企業診断士受験を考えて、受験を決断したとします。
次に決めないといけないのが、どうやって勉強していけば良いのかです。
中小企業診断士の勉強方法は大きくわけて、独学と資格予備校を利用する方法があります。
今回はそれぞれの勉強法について考えてゆきます。
この記事を読むと、中小企業診断士に合格するために知っておくきポイントがわかります。
まず、一次試験と二次試験では試験の質が違うとことを理解する必要があります。
これは、中小企業診断士試験を一度でも経験したことがある方ならわかるかもしれませんが、一度も中小企業診断士の勉強をしたことがなく、試験問題も見たことがない方だとわからないことです。
Contents
中小企業診断士受験は独学で大丈夫なのか、資格予備校を利用するのが良いのか?
記事の内容
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この記事は、中小企業診断士一次試験は一度で合格しましたが、二次試験は3回目でようやく合格したKAZUTOYOが書いています。
一次試験は独学でも大丈夫
①一次試験は知識を問われる試験です
②教材選びが重要です ③何回も繰り返して知識を頭に植え付けることが大切です |
①一次試験は知識を問われる試験です
- 一次試験では勉強量がポイント
中小企業診断士の試験は7科目あります。試験の特徴は幅広い知識が問われることです。でも各科目とも深い知識について問われることはあまりありません。試験対策としてはまんべんなく勉強することが大切です。
中小企業診断士の一次試験については、勉強量がものを言います。ですから多くの時間を勉強に費やした人が合格に近くなります。
できるだけ、たくさんの時間勉強することが一次試験合格のポイントです。
独学OK
教材の選択を間違えなければ、中小企業診断士の一次試験は、独学でも十分突破できるはずです。
問題は、モチベーションの維持です。中小企業診断士の勉強は長期間に及びます。その間やる気を継続させていくのはなかなか難しい面があります。
モチベーションを高く維持することができれば、中小企業診断士一次試験は独学でも十分突破できるはずです。
②教材選びがポイントです
- 実績のある資格予備校のものならOK
中小企業診断士一次試験は独学でも合格できると考えますが、問題は学ぶ教材です。
昔から中小企業診断士試験の資格講座に取り組んでいる資格予備校のものなら、安心です。
あまり、合格者を出した実績がなく、聞いたことがないような会社のものは避けたほうが良いかもしれません。
実績のある資格予備校が出している教材を実際に手に取って、中も確かめ、自分に合うのか確認した上で教材を選ぶのが良いでしょう。
最近では、動画教材を利用してスマホなどで学ばせるところもありますが、実績のあるところだったらそのような方法のものでも良いでしょう。
ポイントは自分にとってわかりやすく、勉強しやすい教材を選ぶことです。
③何回も繰り返して知識を脳に植え付けることが大切です
- 何回も繰り返すのがポイント
悲しいかな人間の頭は、一回勉強したこともどんどん忘れていくようになっています。
ですから、一度勉強したことを何回も繰り返し、脳に定着させる必要があります。
中小企業診断士一次試験は7科目あります。
KAZUTOYOが始めて勉強した時は、1科目を勉強して2科目目、3科目と進んでいって、3科目に差し掛かる頃には、1科目の内容はほとんど記憶に残っていないという状況でした。
程度の差はありますが、多分多くの人はそのようなことを経験するはずです。
ですから、同じ科目を何回も繰り返し勉強する必要あるのです。
何回も繰り返していると、だんだんと記憶に定着するようになります。それが人間の頭脳の特徴です。
復習を効率的にするため、KAZUTOYOは科目ごとにノートを作ってノートに教材の要点などをまとめていきました。ノートでの復習は、テキストを繰り返すよりも短時間でできます。
自分なりに要点をまとめたノートを作っておくと短時間で復習がでできるのでお勧めです。
二次試験は資格予備校を利用したほうが効率的
①二次試験は思考力を問われる試験
②資格予備校では問題の解き方や考え方を教えてくれます ③自分の考え方の癖や偏りが矯正され、合格しやすくなります |
①二次試験は思考力を問われる試験
- 二次試験は一次と異なり、考える試験となります
中小企業診断士の一次試験は、極端に言えば勉強してきた知識を吐き出す試験と言えます。ですから、勉強量が多いほうが有利だったのです。(とはいっても記憶しておかないと意味がないので、それがまた実に大変なのですが。)
ですが、二次試験は与件から回答につがる材料やヒントを見つけ出し、考え、自分なりの答えを出すことが必要になってきます。つまり中小企業診断士二次試験は考える力、思考力が問われる試験なのです。
一次試験はどちらかと言えば、従来の学校の試験と似ています。学んだ知識を覚えているかどうかが問われたのが従来型の試験だったからです。
でも中小企業診断士の二次試験は違うのです。思考能力が問われるのです。
資格予備校などで、一次試験模試などで常に上位にいた人でも二次試験にボロボロ落ちてしまうのは、このように試験の性質が異なるからだとKAZUTOYOは考えています。
つまり、覚えた知識を吐き出す試験と思考力が問われる試験では求められる能力が異なるということです。
②資格予備校では問題の解き方や考え方を教えてくれます
- 二次試験は資格予備校を利用したほうが効率的
中小企業診断士の二次試験は、考え方や思考力を問われる試験です。
ですが、初めて二次試験の勉強をする方は、問題をどう解いていってよいのかわかりません。どのように考えていけばよいのかわかりません。KAZUTOYOはそうでした。
資格予備校では、二次試験の問題の解き方や考え方を教えてくれます。
二次試験の問題の解き方にはセオリーといったものがあります。
考え方の枠組みのようなものもあり、論理的に考えていくのです。
中小企業診断士は企業を分析して、論理的な思考でものごとを解決していく考え方が必要です。その力を二次試験では試されているのだと考えます。
KAZUTOYOもそうでしたが、もともとそのような思考経験がない方は、そのセオリーを教えてもらわないとどう考えてよいのかもわからないのです。
資格予備校では、そのどう考えていかばよいのという道筋を教えてくれます。それを独学で学ぶのはちょっと大変ではないか思います。
ですから、KAZUTOYOは二次試験対策には資格予備校を利用するのが、効率的なやり方だと考えます。
③自分の考え方の癖や偏りが矯正され、合格しやすくなります
- 考え方に癖があると合格は難しいのです
中小企業診断士の二次試験では思考力が試されます。
その思考に独特の癖や偏りがあると、回答も当然反映されたものですから癖や偏りがある回答となります。
それが、非常に説得力のあるものなら良いのですが、そうではないと二次試験に合格するのは難しいものとなります。
中小企業診断士二次試験問題の作成者は、与件に正答につながるヒントをちりばめていて、それらをつなげると必然的にこのような方向性になるはずで、そのような答えを書いて欲しいと考えているはずです。
ですから、それに近い思考展開をしていって答えを書けば合格に近くなると考えます。
自己流の考え方の癖や偏った見方があると、それはかえって邪魔になります。
ですが、自分のことは自分ではなかなか気が付かないものです。
資格予備校では、自分のライバルではあるのですが、受験仲間がいます。
受験仲間の回答を知ると、参考になることが多々あります。自分の思考に癖があることもわかります。分かればそれを修正するのも可能となります。
資格予備校では、自分の思考の癖や偏りを発見し、それを修正できる機会となります。それが結果的には二次試験合格の近道となるのです。
ですから、中小企業診断士二次試験では資格予備校を利用したほうが良いかなと、KAZUTOYOは考えています。
まとめ
一次試験は独学でも大丈夫
教材の選択を間違えなければ、中小企業診断士の一次試験は、独学でも十分突破できるはずです。
実績のある資格予備校のものならOK
悲しいかな人間の頭は、どんどん忘れていくようになっています。何回も繰り返すのがポイントです 二次試験は資格予備校を利用したほうが効率的
知識を試される一次試験と思考力が問われる二次試験では試される能力が異なるからです。
問題の解き方や考え方については資格予備校を利用したほうが独学より効率的に学べます
考え方に癖がある人は二次試験の合格は難しくなります |