中小企業診断士を目指している方にお勧めのスキル
中小企業診断士を勉強中の方で、将来中小企業診断士になったら独立したいと考えている方もいるでしょう。
今日は、そんな方にお勧めのスキルを紹介します。
でも、まずは中小企業診断士になることが先決です。
お勧めのスキルを身につけるのは中小企業診断士なってからでも遅くありません。
この記事を読むと、中小企業診断士になった際に役立つスキルがわかります。
Contents
将来独立を考え、中小企業診断士を目指している方にお勧めのスキルとは
記事の内容
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なお中小企業診断士の仕事は様々です。この記事は私の経験を元にして書いています。私の知らない中小企業診断士の仕事もあります。そのことはご承知おきください。
ITを利用した情報発信のスキル
①ホームページの支援ができるスキル ②動画作成を支援できるスキル |
まずは、ITを利用した情報発信のスキルを身に着けておくことをお勧めします。
中小企業診断士になると、中小企業を支援する機会を持つことになりますが、多くの中小企業の場合、外部に向けての情報発信力が弱いことが多いのです。
そこで、中小企業診断士の資格を持ちつつ、情報発信のスキルを身につけておくといろいろな場面で役に立ちます。
お勧めのスキルと言えます。
①ホームページの支援ができるスキル
- ホームページがない中小企業はまだ存在します
中小企業にとっても、会社のホームページがあることは情報発信として最低限のことだと考えますが、残念ながらホームページがない会社がいまでもあるのが現実です。
このような会社でも、経営者はホームページを持っていたほうが良いと思っていますが、IT関連に弱い経営者にとってはなかなかハードルが高いのです。
最近は、多くの人がスマホを使っていて、スマホから情報を得ています。インターネット上にない企業は存在しないのと同じなのです。
中小企業診断士の資格をとって、中小企業を訪問するとホームページがないことがよくあります。その際にホームページ支援のスキルがあると、自信をもって導入を進めることもできますし、マーケティング面でもホームページは絶対欠かせない情報発信方法です。
情報発信をきっかけに話を進めていくこともできます。ホームページの支援ができるスキルはあったほうが良いと考えます。
②動画作成を支援できるスキル
- ユーチューブで動画発信する中小企業も増加しています
中小企業でもこれからは動画で情報発信していく時代になっています。
すでに、導入している先見性の高い中小企業も一部ですが存在します。
多くの場合ユーチューブを利用している場合が多いです。
しかし、こちらも中小企業にとってはハードルが高い分野です。
ユーチューブを利用するのなら、お金はほとんどかからないしリスクも低いのです。ですが、やはり二の足を踏んでいる会社が多く見受けられます。
中小企業診断士で動画作成を支援できるスキルがあれば、お金がかからない・リスクがほとんどないマーケティング方法として企業に提案して進めていくことができます。
これから5Gの世界になり、ますます動画が使われる機会が多くなっていくと考えられます。
中小企業でも早い段階で、導入して他の企業と差別化していきたいところです。
中小企業診断士が情報発信スキルを身につけるメリット
①業種・業界の壁を越えることができる ②明確なニーズがある ③他の中小企業診断士と差別化できる |
①業種の壁を越えることができる
- 情報発信のスキルはどんな業種・業界でも通用する共通のスキルです
どこでも必要とされるのが情報発信のスキルです。
このスキルがあれば、全く関わったことがない業種の企業でも臆することはなく入っていけます。
中小企業診断士とはいっても、自分の経験のない業種の会社にいって支援するのは不安なものです。ですがこのスキルがあれば、自信を持って支援できるようになります。
実際、私はもともと小売業の出身で製造業や建設業などは経験がありませんが、情報発信の支援ということであれば、自信をもって訪問することができます。
わからないことがあれば、どんどん相手に聞いていけば良いのです。もともと相手も情報発信の支援が目的で訪問していることはわかっているので、そのことで不満に思うことはありません。
件数をこなしていくと、だんだんと経験のなかった業種の様子もわかってくるようになります。
でも、情報発信のスキルがなければ、経験のない業種の企業に訪問する機会は、初期の頃にはあまりないと思われます。チャンスを広げるためにもこうしたスキルは持っていたほうが良いと考えます。
②明確なニーズがある
- 依頼する側のニーズも明確です
情報発信は、あらかじめやって欲しいことが明確であり、ニーズもはっきりしています。
問題点が見つからない中で、ヒアリングを重ね、決算書などの数値を分析し、現場を観察していって問題点を見つけていくということではないので、すんなりと入っていくことができます。
しかも、そのニーズは業種・業界に関係なく存在するのが特徴です。
また、情報発信は、例えばホームページの作成などという実際に目に見える形で進んでいくので進捗具合も明らかです。
アクセス解析ソフトを組み合わせれば、その効果もわかりやすいものになります。
③他の中小企業診断士と差別化できる
- 情報発信の支援もできる中小企業診断士として他の中小企業診断士と差別化できます
中小企業診断士の資格を取って独立し、初めて商工会や商工会議所などの中小企業支援機関に行ったときには名刺交換をします。
その際に、向こうが知りたいのは中小企業診断士+「なにができるのか」「どんなことが得意なのか」「いままでどんな仕事をしていたのか」です。
中小企業支援側からすれば、この人はどんな案件が発生したときお願いしようか、と考えるからです。
中小企業診断士の資格だけで、あとは何のスキルもないとすると必然的に前職に関連する業種の案件が発生したら頼んでみようかな、となります。
ですが、「HP作成の支援もできます。」ということであれば、相手もイメージしやすいのです。
業種に関係なく、ホームページの支援をして欲しいという企業があれば、依頼をしてくる可能性があるのです。
ということは、他の中小企業診断士と差別化でき、チャンスも広がることになります。
まとめ
将来独立を考え、中小企業診断士を目指している方にお勧めのスキル ITを利用した情報発信のスキル
ホームページがない中小企業はまだ存在します
ユーチューブで動画発信する中小企業も増加しています
情報発信スキルを身につけるメリット
情報発信のスキルはどんな業界・業種にもニーズがある共通するスキルです
依頼する側のニーズも明確でわかりやすいものです
情報発信の支援もできる中小企業診断士として、他の中小企業診断士と差別化できます |