ネットショップで失敗する理由
ネットショップで成功している有名人を目にすることがあります。そんなに儲かるなら、ぜひ自分も挑戦したいと思っている方もいるでしょう。
でも何から始めていいかわからない。失敗したくないので、挑戦する上で知っておくべきことがあるのか教えて欲しい方もいるでしょう。
そんな疑問にお答えします。
この記事を読むことで、ネットショップに挑戦する上であらかじめ知っておくこと、心構えなどがわかります。
Contents
初心者がネットショップを始めると失敗する理由
記事の内容
- 勉強することが多く疲弊する(3つあります)
- 開店準備作業で疲弊する(3つあります)
勉強することが多く疲弊する
①ネットショップ構築業者やネットショップシステムの調査で疲弊する ②ASP業者の選択で疲弊する ③ネットショップを開店しただけでは、売れそうもないことがわかりやる気がなくなる |
①ネットショップ構築業者やネットショップシステムの調査で疲弊する
- ネットショップの事前調査で疲れます
ネットショップを始めようと考えたとします。どうやって始めたらよいのだろう、とネットで検索して調べます。するといろいろ表示され、とりあえず検索上位で自分の求めることが書いてありそうなホーホームページの内容を読んでいきます。
時間をかけていくつか読んでいくと、ネットショップを業者に作ってもらうには、かなりお金がかかることがわかります。100万円以上かかると書いてあるホームページもあります。
ネットショップは商品を並べて、お客さんがそれらの商品をカートに入れ、決済します。その流れはネットショッピング経験者ならわかりますから、会社のホームぺージとは異なり、いろいろな機能が含まれているから作成料金が高くなることは納得できます。
こうした作成業者とは別にASP(「Application Service Provider」の略で、インターネット上でアプリケーションを利用するサービスやそのサービス提供者を指します。)という名称の業者がネッショップシステムのサービスを提供していることに気がつきます。
料金は無料の業者もあり、有料の業者でも月額で数千円~からと料金設定だとわかります。
ここまで調査して、料金があまりかからないASP業者のサービスにしようと、だいたい心の中で決まります。
こうして、ネットで調べていくと、いろいろ知らない言葉がでてきます。ASPというのもそうです。
聞いたことがない単語がでてきるので、理解するのに時間がかかり、かつ疲れます。
過去に自分でレンタルサーバー会社と契約して、ホームページを自作した経験のある方なら、その辺の仕組みや事情はだいたいわかっているので、読んだ内容は頭に入ってきやすいですが、そうでない方は理解するのが大変だと思います。
ここまで調べるだけで結構疲れてしまいます。
②ASP業者の選択で疲弊する
- ASP業者にもいろいろあって、その選択でいろいろ頭を使い、疲れます
ネットショップを作ってくれる業者もありますが、料金がかなり高くなりますから、ASP業者の中から選択しようと決めます。
でもネットショップASP業者も複数あり、料金も様々です。ですから、自分にとってもっともよさそうなサービスを提供しているASP業者をその中から選択していかなくてはいけません。
例えば、月額無料のサービスを提供している会社は、売れなければ料金はかかりませんが、売れた分について料金がかかるようになっていて、多く売れれば売れるほど、割高になることが調べるとわかってきます。
となると、月数千円以上になっても定額制のほうが良いのかな、などと考えることになります。
そのほか、ASP業者によっていろいろ特徴があり、その特徴を理解した上で自分にとって最も良いと考えられる業者を決めなくはなりません。
定期的に各地で説明会を開催している業者もあり、説明会に参加してみようかな、ということにもなります。
ASP業者の多くは、利用している方の体験談などもホームページなどで公開しているので、それらの記事を読んで勉強していきます。
このように、業者選定でもいろいろ読んだり、調べたり、考えることが多いのです。
この段階でまた結構疲れます。
③ネットショップを開店しただけでは、売れそうもないことがわかりやる気がなくなる
- ネットショップを開店しただけでは売れそうもないことがわかり、モチベーションが下がります
ネットショップを運営している方の体験談などを読むうちに、ネットショップを開店しただけでは、売れそうもないことがだんだんとわかってきます。
売上を上げるためには、ネットショップに集客・誘導してくるための様々な方策が必要らしいということもわかってきます。
売れているネットショップのオーナーはいろいろと努力し、工夫しているのがわかり、自分も同じようにできるだろうか、できないかもしれない、などとなります。
ネットショップ開店後もSEOだとか、ネット集客とかいろいろ勉強して実行していかないといけないとわかってきます。
ネットショップを開店すれば、すぐに売れるようになると思っていたのが、現実はそうではないということわかり、ここでいったんやる気がなくなります。
やっぱり無理かなと、思ってこの段階であきらめる方もいるでしょう。
開店準備作業、集客で疲弊する
①ネットショップの初期設定、使い方などで頭が混乱する ②商品の写真撮影や登録作業で疲弊する ③道のりは遠いと悟り、やる気がなくなる |
①ネットショップの初期設定、使い方などで頭が混乱する
- ネットショップの初期設定や運営面の種々作業、使い方の理解などで頭が飽和します
いろいろ調べて、いろいろ考えて、それでもネットショップをやろうと決めます。
自分にとって最適なASP業者を決めて、契約します。
ネットショップを始めるには、初期設定でやることが多くあります。商品登録、商品管理、受注管理、開店・閉店設定、ショップ情報設定、決済設定、配送設定、メール設定、お問い合わせ設定、デザイン設定、などです。
これだけで、かなり時間がかかるはずです。メール設定では、自動返信メールなどでオリジナル性を出すためには、文面を自分で考える必要もあります。
いずれにしても初めはマニュアルを見ながらの作業になり、慣れていないこともあり、初期の作業でかなり時間がかかり、疲れます。覚えることも多くあり、頭が飽和します。
②商品の写真撮影や登録作業で疲弊する
- ネットショップに掲載する商品の選択や写真撮影、登録作業に相当時間がかかかります
ネットショップに商品を登録する際、商品の画像を載せる必要があります。初めてネットショップをオープンするときは、ネットショップで販売する商品全部の写真を撮る必要があります。
しかも一商品についても複数枚撮影しないといけない場合もあります。
ここまでの段階に進んでくる間、写真の出来が売れ行きに影響がでるらしいことは分かってきているので、できるだけ購入したくなるような画像を掲載しないといけないということになります。
となると、撮影機材も新たに準備する必要があります。ちょっと高い一眼レフのカメラを購入し、基本的な撮影技術を学ぶ必要があります。撮影用のライトや小物の場合は小型のスタジオキットなども準備しておく必要があります。
こうして、商品の撮影をすることになるのですが、ネットショップで販売する商品のすべて、しかも一つ一つの商品についても複数枚撮ることになるので、その作業は大変でかなり時間がかかるものとなります。
その作業に専念できるとしても商品が多い場合は、数日はかかるでしょう。
これでかなり疲れることになります。
要するに、開店準備だけでかなりの時間、日数を費やすことになります。
また、写真は撮れば直ぐに掲載・登録というわけにはいきまません。掲載にあたっては、画像の編集、サイズ変更など加工も必要となります。これにも時間がかかります。疲れてしまいます。
③道のりは遠いと悟り、やる気がなくなる
- 開店しても売れないため、やる気がなくなります
さて、根性のある方は、初期の面倒は作業も終了し、いよいよネットショップオープンとなります。
でも多くの場合、ネットショップを開店しただけでは、誰も来店しないし、売れもしません。アクセス数を見ると現実を突きつけられます。
覚悟していたかもしれませんが、どこか期待していたはずです。自分のショップだけは違うと。でも現実は多くのネットショップオーナーと同じ道をたどることになります。
もともとネットショップ自体は、構造的にSEOに弱いのです。
アマゾン、楽天とか価格コムとか大手のサイトなどがヒットすることもありますが、それは家電製品などで、型番とか商品名そのもので検索してきたとかの場合に限られます。
一般的に、何か検索したとき、名前も知らない小さなネットショップが検索上位に表示されることはほとんどありません。
ですから、ネットショップ成功者の体験談などを読むと、どのようにしてネットショップに集客してきたかということがよく書かれているのです。
ここまできて、売れるためには、かなり努力をしていかないと悟ります。
成功への道のりは遠いと悟り、ここでもまたモチベーションが下がります。
でもそれは、多くのネットショップオーナーが皆通る道なのです。さらに頑張っていろいろ集客するための工夫をしていくことで、成功への道が開かれるのです。
ここで更に頑張れば、将来成功する可能性が高まるのです。
まとめ
初心者がネットショップを始めると失敗する理由 勉強することが多く疲弊する ①ネットショップ構築業者やネットショップシステムの調査で疲弊する ②ASP業者の選択で疲弊する ③ネットショップを開店しただけでは、売れそうもないことがわかりやる気がなくなる 開店準備作業、集客で疲弊する ①ネットショップの初期設定、使い方などで頭が混乱する ②商品の写真撮影や登録作業で疲弊する ③道のりは遠いと悟り、やる気がなくなる |