SEOからMEOへ
中小企業診断士は、企業診断や様々な講師をすることもありますが、多くの場合企業にアドバイスするのが主な仕事になってきます。
中小企業診断士は今のご時世、ITやWEB関連の相談も多いので、それに応えられるよう最新の知識を身に付けておく必要があります。
ちょっと前までは、例えば自社のホームページについての件で、上位に表示されるようにするにはどうしたら良いといったような相談がよくありました。
いわゆるSEO対策の相談です。
ただ、最近はSEOではなくMEOと言われる言葉をよく耳にするようになりました。
ではMEOとはいったいなんののでしょう。
今回はMEOについての話です。
この記事を読むとMEOについてわかるようになります。
中小企業診断士にとっても理解しておいて欲しい知識だと思います。
SEOからMEOへ
本記事の内容
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- この記事は中小企業診断士のKAZUTOYOが書いています。
- KAZUTOYOは家電量販店店員(サラリーマン)として10年以上の経験があります。
- 中小企業診断士としての活動歴は10年以上です。
SEOとは
- 自社のホームページを検索上位に表示させる対策
SEOはSearch Engine Optimizationの略で日本では検索エンジン最適化と訳されます。簡単に言うと、自社のホームページを検索上位に表示させる対策のことです。
ですので、まず会社がホームページを持っていることが大前提となります。
検索エンジンで例えば「地域名 業種」で検索したときに、1ページに自社のホームページの名前が表示されるようにすることです。
そうなれば、自社のホームページが見られる可能性が高くなり、結果としてビジネスにつながるという流れができあがるからです。
ホームページがないときは、自社のホームページが検索エンジン上位にくるようなホームページを作るということになります。
あくまで、ホームページがあることが前提となるのです。
MEOとは
- Googleが検索時の表示方法を変えたのがきっかけ
MEOとは、Map Engine Optimizationの略で、GoogleがGoogle Mapを検索エンジンの結果表示に採用することになったことで使われるようになった対策方法です。
最近、Googleで検索すると、地図が表示されるようになっていることは多くの人が既に気が付いていると思います。
例えば、「秋葉原 ラーメン」で検索すると以下のように表示されます。
パソコンで検索


スマホで検索
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まず、地図が表示され、それから店の名前が表示されます。
以前は、地図(MAP)が検索結果のトップに表示されることはありませんでしたが、今は違うのです。
マップの次に個店の表示が続き、その次に始めて従来のような表示が続きます。
つまり、今は次のような検索表示になるのです。

MEOの次にSEOの結果という順番です。
ですから従来のSEO対策も当然しないとダメですが、MEO対策もしないといけないのです。
MEOが重要になってきた理由
- スマホで情報を得る時代
MEOが重要になってきた理由は、スマホで情報を得る時代になってきたからです。上の例では「秋葉原 ラーメン」で検索していますが、今お持ちのスマホで「ラーメン」とだけ打ち込んで、検索してみてください。
すると、あなたのお住いの近くのラーメン店が表示されるはずです。
スマホにGPS機能が搭載されることで、あなたのいるところがスマホにはわかっているので、そのような表示になるのです。
昔より、便利になっているのです。
GoogleはスマホのGPS機能を利用し、あなたの位置情報を踏まえた上で最適な検索結果を表示しているのです。
検索エンジンも環境の変化とともに進化し、より便利になっているのです。
また、MEOの良い点はさらにあります。自社(自店)ホームページがあることが必ずしも前提にはなっていないことです。
SEOは、自社(自店)のホームページを検索上位に上げる対策だったので、ホームページがないと話にならなかったのですが、MEOは違います。自社(自店)のホームページがなくても検索結果に表示されることもあるのです。
リアルな店舗を運営している方は絶対やっておくべきです。
地図に表示されるし、目立ちます。
Googleマイビジネスに登録
MEOの前提は、まずGoogleマイビジネスに登録することです。
登録自体は無料です。
時間もさほどかかりません。
中小企業診断士としては、ホームページがあってもなくても、とりあえず「Googleマイビジネス」に登録するということだけでも覚えておくとよいでしょう。
まとめ
SEOからMEOへ
自社のホームページを検索上位に表示させる対策です。
Googleが検索時に地図を表示するようようになったことがきっかけです
スマホで情報を得る時代になったからです。 |