自動車浸水の危険度の目安

自動車浸水の危険度の目安

10月29日のブログ「千葉で車中死が続出:理由と防止策を考える」で

千葉県の豪雨では車中泊が続出したと書きました。

たまった新聞を眺めていたら、自動車浸水の危険度の目安の表が掲載されていたので、参考になると思い、シェアしたいと思います。

 

これを見ると、車に乗っている時、どのあたりまで浸水してきたら危険なのかわかります。

危険な時、無理をしないで早めに車を脱出することが自分の命を救うことになります。

 

自動車浸水の危険度の目安

記事の内容

  • 自動車浸水の危険度の目安
  • 車中で亡くなった人の数

この記事は、BCP策定支援の経験がある、中小企業診断士のKAZUTOYOが書いています。

 

自動車浸水の危険度の目安

  • 浸水30センチ以上は危険

車で避難する人はどの程度まで車に水が入ってきたら危険なのか、よく知らなかった可能性があります。だから行けるとこまでいくという判断をしたのだと思います。

 

また、車の中は安全という意識が人間の本能的なものとしてあるのかもしれません。

 

自動車浸水の危険度の目安の表が地元新聞に掲載されていました。参考になると思い、多少修正し掲載します。

出所は「千葉県津波避難計画策定指針」だそうです。

 

この表は、今が危険な状態かどうかの具体的な判断基準を与えてくれます。やはりものさし的なものがないと、人間判断をくだせない部分があると思います。下の表は車移動をあきらめる判断基準となると思います。

自分の命を守るために覚えておくようにしましょう。

自動車浸水の危険度の目安の表

浸水区分 道路走行中の被害の発生状況
浸水の深さ 10センチ未満 走行に関し、問題はない。
10~30センチ以上 ブレーキ性能が低下。
安全な場所へ車を移動させる必要がある。
30~50センチ エンジンが停止。車から降りる必要がある。
50センチ以上 車が浮き、また、パワーウインドー付の車では車の中に閉じ込められてしまい、車とともに流されて非常に危険な状態となる。

 

この表を見ると、30センチ程度の浸水が目安となります。ここまで浸水したら車を降りて避難したほうがよさそうです。KAZUTOYOも頭の中に入れておきたいと思います。(浸水30センチが目安です)

 

車中で亡くなった人の数

  • 台風19号、21号で30人

台風21号と低気圧による大雨で被害にあった方

台風21号と低気圧による大雨で亡くなった10名のうち、5人は車で移動中に被害にあったことがわかりました。

このことを受け、専門家は「災害発生時に異動を終えることが重要だ」と意見を言っています。

 

台風19号で亡くなった方

台風19号で、自動車に乗っていて洪水に巻き込まれて亡くなった方は、死者87人のうち約3割にあたる25人だったそうです。

車の中で亡くなった「車中死」がいかに多かったのかわかる数字となっています。

 

まとめ

  • 自動車浸水の危険度の目安

浸水30センチ以上は危険

  • 車中で亡くなった人の数

台風19号、21号で30人います。

 

ABOUTこの記事をかいた人

中高年のフリーランスの中小企業診断士です。独立する前は家電量販店の店員をやってました。1970年代から1980年代の洋楽・ロック等をよく聴いています。