うまくいく人とうまくいかない人の違いは何でしょうか?
中小企業診断士として仕事をしていて、いろいろな社長さんに会います。
会社がうまくいっている社長さんもいますし、うまくいっていない会社の社長さんもいます。
そこでうまくいっている会社の社長さんと、うまくいっていない会社の社長さんにはどん違いがあるのか頭に浮かべて書いていきます。
あなたはどちらに当てはまるでしょうか?
うまくいかないほうでしたら、自分を変えていく必要があるかも、と思います。
Contents
中小企業診断士の視点:うまくいかない人、うまくいく人の違いは何?
記事の内容
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この記事は、私の体験を元に書いています
うまくいかない人の特徴
①自分の考えに固執する人 ②変化するのを嫌がる人 ③チャレンジしない人 |
①自分の考えに固執する人
- 自分の考えに固執し、人の意見をなかなか聞かない人はうまくいきません
自分の考えに固執して、なんやかんや言って絶対譲らない人がいます。このような人はうまくいきません。そもそも周りの環境は目まぐるしく変化していているのに、自分の頭の中は変化していないのです。
馬鹿なわけでもなく、周りの環境の変化も十分わかっているのに、環境に合わせて自分の考えややり方を変えていくのができないのです。
典型的な例でいえば世の中はICT化が進んでいます。小規模な会社でもICTを利用して情報発信し、集客に結びつけることを行っているのが現状です。
ですが、やらないのです。
でも本人はスマホを使って、いろいろな情報をスマホ(ICT)で入手しているのです。
多くの人がスマホで情報を入手していることは分かっているはずなのに、自分もスマホを使って情報を入手しているのに、なぜか自分はICTを利用して情報発信しようとしません。
何か自分の考えがあって固執しているのでしょうが、わかりません。
②変化するのを嫌がる人
- 変化を嫌がるのは誰しも同じですですが、ダメです
変化を嫌がるというのは、多くの人に共通のことです。できればずっと同じやり方を繰り返していた方が頭を使うことがなく楽だからです。
私もそうです。例えば、今使っているパソコンはWindows10ですが、その前はWindows7のパソコンを使っていました。
Windows7でも別に不自由なく使っていたので、わざわざWindows10にしなくても良いのにと思っていました。OSが変わると使い方が変わるので、また覚えることがあり、面倒臭いからです。
このように考える人は私だけではないでしょう。
うまくいっていない社長さんは、特に変化するのを嫌がります。ずっと同じやり方を繰り返しているのが良いのです。でも昔通りのやり方は通用しなくなっているのが現状です。
環境に合わせて自分の会社もやり方を変えていく必要があるのに、変化するのを拒みます。
当然、会社はうまくいかなかくなっていきます。
③チャレンジしない人
- チャレンジしない限り成功もありません。
ここで言うチャレンジというのは、何か設備投資をして別の事業をやれとかそういうものではありません。ちょっとしたチャレンジのことです。
店であれば、他店と差別化するために店内のレイアウトや陳列方法を変化させていくなどというたぐいのことです。
チラシであれば、従来の価格訴求だけではなく、何か新しい価値を提案するようなものも書いていくことなどです。
何かやってみて、かんばしくないようだったら、他のことをやって見るというように考えれば良いのですが、チャレンジできないのです。お金がかかるわけでもないのに、ちょっとしたチャレンジもできないのです。
いろいろ考えてはいるようですが、やらないのです。新しい動きはしません。
何もやらなければ、なにも変わりません。
うまくいく人の特徴
①素直に人の言うことを聞く人 ②新しいことを取り入れていく人 ③チャレンジする人 |
①素直に人の言うことを聞く人
- 素直な人もうまくいきます
素直に人の言うことを聞いて、実行する人はうまくいっています。私の関わったある建築資材卸の小規模会社の社長さんは、ホームページで自社の商品を売りたいと考えました。
建築資材卸は業者に対して商品を卸すのが仕事です。それまで自社のホームページもないという状態でした。
ですが、その社長は、ホームページで商品を販売したいと思っていて、私のところに相談にきました。
社長自身はホームページについては全く素人でした。私も手伝いましたが、社長は素直に私の意見を聞いてホームページを作り上げていきました。いかにも素人が作りましたという感じのホームページができました。
ですが、ホームページ経由で自社の商品が売れるようになってきています。
ホームページを立ち上げて一月程度で結果がでました。運がよかったのもあると思います。でもこの社長がもともと運を持っていたのもあるのではないか、と考えています。
②新しいことを取り入れていく人
- 新しいことを取り入れられる人は変化に対応できる人です
ビジネスでも生物でも、生き残っていくには変化に対応できることが必要です。変化に対応できないと退場なのです。
新しいことを取り入れるのに抵抗がない人は変化にも対応できます。変化に対応できれば、生き残っていくことができるわけです。
例えば、ICTの社会になったら自分でもホームページを作って情報発信していく。ユーチューブが良いとなったら自分でも使ってみる。実際にやってみないとどうやるのかはわかりません。やってみて初めて分かることも多いのです。
最近はホームページとユーチューブ動画も簡単に連動できるようになっています。費用をかけなくても効果ができるやり方がいくつもある世の中になっています。
世の中には新しいことがどんどん生まれています。
止まっていたら進歩はありません。新しいことをどんどん吸収して取り入れていくことが、うまくいくことの条件の一つです。
③チャレンジする人
- うまくいっている人はチャレンジも平気です
うまくいっている人はチャレンジするのにも抵抗がありません。チャレンジするから成功もあるのです。
何か新しいことを始めるのにはエネルギーがいります。でもそのような人はそれをいといません。
上でも書きましたが、人はずっと同じことをやっていた方が楽なのです。何か新しいことをやる時には、頭を使って考える必要もあるし、今までの仕事が減るわけでなく、かえって大変になるのです。
でもうまくいっている人は、何か頭にひらめいたらとりあえずやってみるのです。
嫌々ではなく、やりたくなってしまうように見えます。やってみると、うまくいかないこともありますが、それを改善してまたやってみます。それを繰り返すうち、いずれ良い結果になることもあるのです。
まとめ
うまくいかない人の特徴
自分の考えに固執して、絶対譲らない人がいます。このような人はうまくいきません。周りの環境は目まぐるしく変化しているのに、自分の頭の中は変化していないからです。
うまくいっていない社長さんは、特に変化するのを嫌がります。でも昔通りのやり方は通用しなくなっているのが現状です。環境に合わせて自分の会社もやり方を変えていく必要があるのに、変えないとうまくいきません。
チャレンジしない限り成功もありません。何もやらなければ、なにも変わりません。
うまくいく人の特徴
素直に人の言うことを聞いて、実行する人はうまくいっています。
新しいことを取り入れられる人は変化に対応できる人で、うまくいきます。
うまくいっている人はチャレンジするのにも抵抗がありません。チャレンジするから成功もあるのです。 |