クライアントのパソコンをWindows7からWindows10にアップグレード

クライアントのパソコンをWindows7からWindows10にアップグレード

先日、クライアントが所有するパソコンの一台をWindows7からWindows10にアップグレードしてきました。

以前から、Windows7のパソコンがあるがどうしよう、という相談を受けていたからです。

社長は当初、パソコンを買い替えないとダメなのかと言っていたのですが、わざわざ買い替えなくても無料でできる方法があるとアドバイスしたところ、ぜひやって欲しいということで作業をしてきたのです。

やることは決まっているので、都合が良い時に本来の支援業務をしながらやりますといいつつ、延び延びになっていたのです。

ということで、先日、ついに決行したのです。とはいってもそんなにたいしたことではないのですが。

ということで、今回はクライアントのパソコンをWindows7からWindows10にアップグレードしたという話です。

この記事を読むと、無料でWindows7からWindows10にする方法がわかります。

 

クライアントのパソコンをWindows7からWindows10にアップグレード

記事の内容

  • Windows7からWindows10にアップグレードするメリット・デメリット
  • Windows10にアップグレードするための準備
  • バックアップソフトのインストールと利用方法
  • Windows7からWindows10にアップグレードする方法

この記事は中小企業診断士のKAZUTOYOが経験をもとに書いています。

 

Windows7からWindows10にアップグレードするメリット・デメリット

  • メリットは今後も安全に利用できること、デメリットは動きが遅くなること

Windows7からWindows10にアップグレードするメリット

Windows7からWindows10にアップグレードするメリットは、今後も安心してパソコンを利用できることです。

Windows7については、マイクロソフトが2020年の1月にサポートを終了しているので、使い続けるとセキュリティ面でのリスクがかなり高くなります。

でもWindows10にアップグレードすれば、今後も安心してパソコンを利用できるようになるのです。

 

また、パソコンを買い替えるとすると、今まで使っていたソフトを再度インストールしなおす必要があります。

それをやると思うと、うんざりします。一日がかかりの作業になるからです。Wi-Fiの設定からメールソフトの設定、プリンターソフトの再インストールと設定、その他使っているソフトの再インストールなどパソコンを買い替えるとなるとやることがたくさんあるのです。

 

今使っているWindows7のパソコンをWindows10にアップグレードする方法なら、単にOSが入れ替わるだけで今まで使っていたソフト等は削除されることはないので、基本は以前と同じように使えるのです。

 

Windows7からWindows10にアップグレードするデメリット

  • パソコンの動きが重くなる可能性がある。

Windows7はそれなりに評判がよかったOSでした。セキュリティ面で問題がなければ使い続けたいと思っていた人も多かったはずです。

Windows10にすると、パソコンの動きが重くなる可能性があります。

現に、今回の場合も若干重くなりました。これはいたしかたのないことです。

 

  • 業務用専用ソフトはアップグレードすると利用できないこともあります。

また、業務専用のソフトを特別に開発してもらって使っている場合には、Windows10にすると使えなくなる場合があります。そのあたりは、開発したもらったソフト会社にあらかじめ尋ねておく必要があります。

まあ、今回の場合はそのようなことはなかったので、特に問題はありませんでした。

 

Windows10にアップグレードするための準備

  • バックアップするためのHDD、SSDなどを用意しておく

作業に取り掛かる前に、バックアップをとっておくことは必須です。

Windows7からWindows10へのアップグレードは、数秒で終了するわけではありません。作業の途中でパソコンは自動的にシャットダウンと再起動を何度も繰り返します。

途中でフリーズしてしまうことも想定しておく必要があります。

途中で止まってしまったら、元に戻すことはできなくなる可能性もあります。

そうしたリスクを考え、あらかじめバックアップを取っておいてからアップグレードの作業をするようにします。

そのために、バックアップするためのHDD、SSDを用意しておくのです。

 

HDD、SSDがパソコンで認識できるかを確認

HDD、SSDを用意したら、パソコンに接続して認識するか確認する必要があります。

フォーマットされていないHDD、SSDだと、接続しても認識されない場合があります。

その場合は、「増設HDDが認識されない?2つの対処法・対策」のページなどを参考に、あらかじめ事前に対応しておく必要があります。(KAZUTOYOのページではなく、どなたかのサイトです)

KAZUTOYOのパソコンは全てWindows10なので、Windows7の管理画面は表示できません。

上で紹介したページ等を参考にして対応してください。

 

バックアップソフトのインストールと利用方法

  • バックアップソフトでクローンHDDもしくはクローンSSDを作成します。

バックアップソフトのインストール

バックアップソフトは定番の「EaseUS Todo Backup Free」を使います。

無料です。

ダウンロードできるサイトはいろいろあるようですが、昔からあるWindowsオンラインソフトの定番サイト「窓の社」が良いように思います。

「窓の社」の「EaseUS Todo Backup Free」のダウンロードはこちらです。

「EaseUS Todo Backup Free」でディスクのバックアップ(クローンディスク作成)を行う方法

インストールが完了したら、以下の手順に従って、ディスクのバックアップ(クローンディスク作成)を行っていきます。

ソースディスク(元のディスク)とターゲットディスク(複製するディスク)をくれぐれも間違えないようによく注意して作業をします。

失敗は許されません。(自己責任でお願いします。)

 

クローンディスク作成の手順

①カーソルを赤で囲った部分に持っていくと「クローン」と表示されます。ここをクリックします。

 

②次に左上の赤で囲ったところにチェックを入れて、「次へ」をクリックします。

 

③次にターゲット(クローンを作成するディスク)にチェックを入れ、「次へ」をクリックします。

なお、画像はKAZUTOYOのパソコンを例にしています。(クローンディスクを作成するつもりはありません)

画面ではDドライブにデータが入っていますが、まっさらのディスクの場合にはデータは入っていません。

 

実行を押すとバックアップ(クローン)作業が始まります。

いったん実行を押すと後戻りはできません。くれぐれも慎重にお願いします。

多少時間がかかります。待っていれば終了です。

 

Windows7からWindows10にアップグレードする方法

  • マイクロソフトのサイトでアップロードします

クローンディスクができたので、安心してWindows7からWindows10にアップグレードする作業が行えます。

Windows7からWindows10にアップグレードするにはマイクロソフトのサイトを利用して行います。無料ですが、正規のやり方なので、安心してください。

今回、クライアントのパソコンはWindows7プロでしたが、アップロードしたらWindows10プロにちゃんとなっていました。

ですからWindows7プロの方も安心してアップグレードが実行できます。

マイクロソフトのWindowsアップデートのページから手順にしたがっていけば、アップデートが完了します。

今すぐアップデートをクリックし、ファイルをデスクトップ画面などに保存して実行すれば良いのです。

作業中、パソコンはシャットダウンと再起動を繰り返します。時間も意外とかかかるのでそのつもりでお願いします。

(画像をクリックするとマイクロソフトの該当ページに飛びます)

 

まとめ

クライアントのパソコンをWindows7からWindows10にアップグレード

  • Windows7からWindows10にアップグレードするメリット・デメリット

メリットは今後も安全に利用できること、デメリットは動きが遅くなること

  • Windows10にアップグレードするための準備

バックアップするためのHDD、SSDなどを用意しておく

  • バックアップソフトのインストールと利用方法

バックアップソフト「EaseUS Todo Backup Free」でクローンHDDもしくはクローンSSDを作成します。

  • Windows7からWindows10にアップグレードする方法

マイクロソフトのサイトを利用して正規の方法で無料アップグレードします

  

ABOUTこの記事をかいた人

中高年のフリーランスの中小企業診断士です。独立する前は家電量販店の店員をやってました。1970年代から1980年代の洋楽・ロック等をよく聴いています。