時間はかかって良いので、中小企業診断士に合格したい方
経営コンサルタントというと外資系コンサルタントを思い浮かべ頭の回転が速く、切れ味がするどいというイメージがあるが、自分はそれとはかけ離れていると感じている。
客観的に考えて頭が良いとは思えない。自信もそれほどない。
時間はかかってよいので、現実的に合格できる方法を知りたい。
こんな方の悩みにお答えします。
Contents
長期で考える中小企業診断士勉強法
私は中小企業診断士になるのに、長いスパンで考える方法もあると思っています。遠回りのようですが、それもやり方の一つだと思いますが、あなたはどうお考えになりますか?
記事の内容
- 急がば回れ勉強法 (3つあります)
- 中小企業診断士の受験科目に相性の良い資格 (4つあります)
私はほぼそのような考え方で勉強し、時間はかかりましたが合格しました。
中小企業診断士 急がば回れ勉強法
① 急がば回れ勉強法は自信がつく ② 急がば回れ勉強法は脳が飽和しない ③ 急がば回れ勉強法は基礎知識が定着する |
以上です。
① 急がば回れ勉強法は自信がつく
この方法は中小企業士診断士に関連する資格を一つ一つとっていくというものです。一つ一つの資格に合格していくと自分に自信がでてきますので、あまり自分に自信がない人にはお特に勧めです。
中小企業診断士の資格を取得しようと思っている人は社会人が多く、ある程度年齢を重ねてきていて、客観的に自分を見ることができるようなっていると思います。
自信を失いかけている方もいるのではないでしょうか。それをなんとかしたいと、中小企業診断士の資格にチャレンジしている方もいるかと思います。
関連資格であっても資格取得に向けて勉強し、実際に合格という現実を手に入れると「自分でもやれる」という自信がでてきて、モチベ―ション維持・向上につながります。
中小企業診断士はおおよその合格者数が決められているいわば「落とす試験」でが、関連資格はどちらかというと「一定レベル以上は合格する試験」です。合格しやすいのです。それもメリットです。
私もこのような方法で長期戦になった中小企業診断士の壁をなんとか突破できました。
② 急がば回れ勉強法は脳が飽和しない
この勉強のメリットは他にもあります。中小企業診断士の試験は経営に関する幅広い知識を問われます。
中小企業診断士の科目別テキストは内容がコンパクトにまとめられていて良いのですが、詰め込み型の勉強スタイルと感じます。覚えるべき量が多いので頭が飽和してしまって、脳が受け付けなくことがあります。
急がば回れ勉強法では、関連の資格を一つ一つ取得していくのですが、その一つ一つはそれほど難易度が高いわけではないので、理解しつつ勉強することができ、脳が飽和することなく勉強を進めていくことができます。
中小企業診断士の勉強を始めるときも0からではなく、ある程度のアドバンテージがある状態からのスタートといえます。
私も中小企業診断士受験の際し、関連する資格をいくつか保持していので、無理なく勉強を進めていくことができました。
③ 急がば回れ勉強法は基礎知識が定着する
急がば回れ勉強法は基礎知識が定着します。
中小企業診断士の一次試験は7科目あります。一次試験に1年程度の勉強をしてから受験しようとすると、1科目に1ヵ月から2ヵ月程度の準備期間になります。
でも1回一通り勉強しただけで合格できるのは一握りの人だけではないでしょうか。普通は1科目を数回回さないとなかなか知識は定着しないはずです。
知識の定着には復習が必要なのです。
急がば回れ勉強法では、例えばビジネス実務法務検定試験を勉強している方なら、法務は割とすんなりと頭に入ってきます。初めて学習する方よりも早く進めていくことができます。
「ここはやったな」「これは覚えている」といったように学習していくことができます。これは要するに復習をしていることになります。基礎知識は頭にしっかりと定着していくことになります。
また関連資格を勉強していると、共通している箇所が結構あり、なんとなく重要な部分がわかってくるようにもなります。
財務会計などは、人によりますが簿記の基礎知識がないとすんなりと頭に入ってこない方もいるかと思います。私は簿記を勉強したおかげで、初歩的な部分でつまずかずに勉強を進めていくことができました。
中小企業診断士の受験科目に相性の良い資格
以下のような資格試験が中小企業診断士試験に相性が良いでしょう。
① 簿記検定 ② ITパスポート ③ ビジネス実務法務検定 ④ 自分自身の強みを補強し差別化につながる資格 |
① 簿記検定
簿記は財務会計を勉強する上での基本的な知識を取得する上で重要です。中小企業診断士の取得後、独立を考えている方にもぜひお勧めする資格です。
中小企業診断士講座の財務会計では、簿記の基本的なことを勉強せずに進めていくことが多いでしょう。仮にちょっとあったとしても、あまり深くはやらないはずです。
でも、なぜ資産は左で負債や資本は右なんだろうとか、なぜ費用科目が左にあるのだろうなど、初歩的なことがわからないと、勉強がそれ以上進んでいかない人もいます。
簿記を勉強しておけば、基礎的なことはもちろん、決算書の見方なども自然とわかってくるので、中小企業診断士の勉強で更に深堀した内容であっても頭に入ってきます。
また、将来中小企業診断士として独立し簿記の講師の仕事が回ってきても、自信をもって引き受けることができます。
クライアント先の会計担当の方に、仕分けなどでちょっと尋ねられたときにも対応できます。
② ITパスポート
これからの中小企業診断士は、ITの知識は必須のものと考えています。 ITパスポートはITの基本的な知識を学ぶ上でお手頃な資格といえます。しかも国家資格です。
中小企業診断士の経営情報システムを勉強する上でもITパスポートを取得しておくと勉強がはかどります。
特に、ITは苦手だと感じている方は、中小企業診断士試験の前段階としてITパスポートを取得しておくと苦手意識も払拭できます。
最近では全国各地のパソコン関連の資格学校で、随時受験できるCBTという受験方式が採用されていて、試験が受けやすくなっています。
CBTを知らない方は、一度受験してみると良い経験になります。ITの進化を実感することにもなります。
③ ビジネス実務法務検定
法務も覚えることが多い科目です。あらかじめビジネス実務法務検定の2級、もしくは3級をとっておくと中小企業診断士を受ける上でアドバンテージになります。
先ほども書きましたが、中小企業診断士の1次試験の勉強では1科目ごとにかける時間はそう多くはありません。
あらかじめビジネス実務法務検定を取得しておけば、基本は押さえているので、経営法科目の勉強は復習にもなり、知識の確認になります。
新たなことが出てきてもそれほど多くはないので脳が飽和することもありません。復習回数を重ねることで、知識も定着します。診断士受験で得意科目とすることも可能です。
こちらは、簿記3級、販売士3級、ビジネス実務法務検定3級などが月980円で受講できるオンライン講座です。
パソコンだけでなくスマホやタブレットでも勉強できるようになっています。
資格のTACのノウハウが凝縮されているとのことで安心して勉強できます。
スキマ時間を有効活用できる【オンスク.JP】
④ 自分自身の強みを補強し、差別化につながる資格
運営管理に関連する資格で、自分自身の強みを補強し、差別化につながる関連資格の取得をお勧めします。
中小企業診断士取得後に自分自身を他の診断士と差別化し、強みを証明できることにもなります。
私の例でいうと、販売士1級を取得しています。長年小売業に従事していましので、独立したときに役立つと考えたからです。販売士1級は小売業の実務体験を補強する資格といえます。
自分の経験した職業(業界)で運営管理に関連の資格、がお勧めです。
中小企業診断士として独立したときに、勉強した知識だけの場合と知識+実体験のある場合とどちらが深みのある話、アドバイスができるかというと、それは後者になるからです。
私も中小企業診断士+販売士1級の知識+10年以上の実体験のミックスでいろいろな場面で対応しています。
まとめ
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