試験は7割、事業は3割
試験は7割、事業は3割とは何かというと、たいていの試験は7割取れれば合格し、ビジネスでは3割うまくいけばまあまあ良いということです。
ビジネスが3割でいいのか、と言われそうですが有名な会社の社長もいろいろやって失敗しています。
だから、いろいろ手を出して結果的に3割成功すれば良いのです。
ということで今回は、仕事の成功は3割で良いという話です。
この記事を読むと、これから何かに挑戦しようとしている方も少しは安心するのではないでしょうか。
Contents
中小企業診断士の視点:試験は7割、事業は3割
記事の内容
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この記事は、中小企業診断士で一級販売士、日商簿記検定2級のKAZUTOYOが書いています。
試験は7割とればたいてい合格
- 公的試験でも7割で合格
KAZUTOYOは中小企業診断士以外にも、一級販売士、日商簿記2級、遠い昔には情報処理のITパスポートの前身にあたる初級シスアドも受験し、なんとか合格しています。
これらの試験は7割取れれば、合格です。
試験というのは、満点をとるのはかなり難しいですが、70点ならそうでもありません。
難易度的にいったら満点をとるのに100の力が必要だとしたら、70点は20~30程度の力でとれるような気がします。
そうはいっても、70%正解するのは意外と大変です。
始めての事業(仕事)で成功するほうがおかしい
- 始めての事業で成功するわけがない
人は失敗したくないものです。これは事業でも同じです。
始めて手掛ける事業でも、当然絶対成功するのだという勢いで始めるのが普通です。
でも、考えみれば、始めて手掛ける事業ということは、その事業に関してはノウハウがないということです。
そんななかで、絶対成功なんて普通は無理なのです。
成功するにはある程度の経験が必要です。
スポーツや楽器と同じです。
経験もない、練習したこともないのに、いきなりうまくできるわけがないのです。
でもなぜか仕事では、始めてのビジネスでも失敗できない、成功しないといけないなどとなってしまいます。
仕事でも経験やノウハウがないと普通はうまくいきません。
やり方やノウハウを経験を通じて学んでいって、その経験を糧にしてようやく成功するのです。
仕事でも学びや助走期間は必要なのです。
有名社長も失敗続き、それでも優れた経営者と言われます
- たくさん失敗してもうまくいっている事業が1つあれば優れた経営者
たくさん失敗しても、うまくいっている事業が1つあれば優れた経営者といわれます。
そんな経営者で有名なのはユニクロを手掛けるファーストリテイリングの柳井社長です。彼は名物社長の一人ですが、複数の事業で失敗を経験しています。
野菜の製造販売事業に参入し、かなり力を入れたものの事業開始からわずか1年半で撤退しています。これは当時テレビなどで放映されていましたから、記憶に残っている人もいるかもしれません。
独自のSPA手法による靴の販売も手掛けましたが、これも失敗し撤退しています。
更に、姉妹ブランド「ファミクロ」「スポクロ」を作って展開しましたが、これにも失敗しています。
柳井社長は数多く失敗しているのです。でもユニクロが成功したことで、優れた社長として有名になっています。
柳井社長は失敗が多いのですが、ユニクロを成功させているのですからやはり優秀な社長です。
その優秀な社長でさえ多くの失敗をして経験しているのですから、凡人は別に失敗しても良いのです。失敗を恐れることはないのです。そう考えると気持ちが楽になりませんか?
見込みがあっても小さく初めるのが普通
- 大企業でも小さく始めます
大企業では、何か新規事業を始めるときには、当然準備してから始めます。また勝算が見込めるビジネスしかチャレンジしないでしょう。
当然事前に十分な市場調査をします。その上で始めるわけですが、本格的に始める前には市場テストもします。市場調査をしていけそうだと考えても、まだ本当に市場に受け入れられるかテストしてみるのです。
新製品の企画では、静岡県などで市場テストが実施されます。静岡県は全国市場に近い特性をもっているからだそうです。
そこで、まず小さく始めるのです。
小さく始めて、反応を確認するのです。その結果をまたフィードバックします。
というように、大企業であっても、新しい事業を始める時には慎重に始めるのです。
これは中小企業でも同じです。最初は小さく始めるというのがリスクを減らす方法なのです。
3割バッターを目指そう
- 3割を目指そう
どんな事業が成功するのかは、やってみないとわからない部分があります。経営者として優秀なあのファーストリテイリングの柳井社長でも数多く失敗しているのです。凡人ならもっと失敗しても不思議ではありません。
事業はいけそうだと思って始めても失敗することもあるし、とりあえずやってみたら当たる、ということもあるのです。
最初はなかなか成功しないかもしれないですが、経験を重ねてくると3つ挑戦すると1つぐらいは成功するようになっていきます。
経験やノウハウを蓄積していくことが大切ということです。
事業は3つ挑戦して1つ成功すれば良いような気持ちで、つまり3割バッターを目指していけば十分だと思うのです。
ただし、最初は小さく始めることがポイントです。
事業は3割成功で良いのだと頭を切り替えれば、7割正解できないと合格できない試験よりも、なんとなくましなような気がしてきませんか?
あまり深刻に考えず、柳井社長のようにチャレンジしていく姿勢が大切だと思います。
まとめ
経験やノウハウの蓄積がない中で、すぐに成功するわけがありません。
ファーストリテイリングの柳井社長は名物社長の一人ですが、複数の事業で失敗を経験しています。
大企業でも小さく始めます
事業は3つ挑戦して1つ成功すれば良いような気持ちで、つまり3割バッターを目指していけば十分です。 |